Work of Nurse

精神科歴15年の看護師が考える精神科で必要な能力とスキルアップできる資格3つ

こんにちは、みひろぐ管理人のみひろ(@mihilog)です。

精神科で働いてみたいけどあんまりイメージ沸かないし、どんな人が精神科があうのかなぁと悩んでいる人に精神科看護師歴約15年、実習指導者歴約10年のみひろが精神科で働くにあたって必要な能力(スキル)をお伝えしていきたいと思います。

みひろ
みひろ
そんな大した人間でもないけどね

精神科看護師はどんな病気の人を対象とするの?

皆さんがイメージする精神科の病院ってどういうものでしょうか?

大きな叫び声が聞こえてきたり、鉄格子の部屋に入れられるとか手足を縛られるとかそんなイメージでしょうか?

足を踏み入れることがない分イメージが先行していると思いますが、今の精神科病院はなんらほかの病院と違わないくらいきれいな建物です。

ちゃんとした理由があって指定された医師が判断しない限り不当な行動制限をすることはありません。

ではどんな病気のが受診したり、入院したりしているのでしょうか?

・統合失調症

・うつ病

・双極性障害(躁鬱病)

・発達障害

・認知症で周辺症状がある方など

などです。

主に入院で多いのは統合失調症、うつ病、双極性障害の方々ですね。

療養病床を持っている病院は認知症の方も多く入院されていますね。

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精神科看護師に必要な能力(スキル)とは?

一般科とは違って特殊と言われている精神科看護師になるために必要な能力ってどんなものがあるでしょう?

これからお伝えする能力はおそらくどの科の看護師にも最低限必要だとおもいますが、精神科では医療的な処置が少ない分、これからお伝えする能力がすごく求められてきます。

コミュニケーション力が高い

どの職業でも出世する人っていうのはコミュニケーション能力がとてつもなく高い気がしています。

しかし精神科の患者さんは症状に左右され元々あったはずのコミュニケーション能力がとてつもなく低下しています。

言語的なものだけでなく、表情や声のトーン、身振りや視線など非言語的な行動を的確に判断して対応しなくてはいけませんね。

距離感を考えられる

人間って人それぞれにパーソナルスペースがありますよね。

これは他人が自分の近くにいても不快に感じない距離感のことなんですが、たまにパーソナルスペースがすごく狭い人がいます。

精神科の患者さんはこのパーソナルスペースを犯されるとすごくストレスを感じてしまいます。

「パーソナルスペースを犯された=ストレスを感じている」

という思考にはなかなかならないので、精神科看護師側が感じ取ってあげないといけません。

観察力が高い

精神科の患者さんは自分の症状をうまく伝えることができないかたが多いです。

それ以前に症状やお薬によって感覚が鈍っていて痛みなどを感じにくいことがあったりするので精神科看護師がいつもと違うなっていうことを感じ取り、患者さんの言語化を促してあげる必要があるのですね。

観察力が高くなければ患者さんの異変に気付くことができませんね。

たとえば「あの人いつもは紙をきれいに整えているのに、今日は全くだな・・・」とか「いつもは自分から挨拶してきてくれるのに今日はないな」っていう些細なことですね。

割り切る力がある

精神科の患者様の中には症状によって看護師に対して不当と思われるような暴力や暴言が見られることがあります。

理不尽に「あんたなんか看護師失格や」とか「おまえなんか絶対信用できひん」などと言われることがあります。

そういう私も患者さんに「看護師やめたら?」と言われ悔しさに3日泣いたこともあります。

みひろ
みひろ
そんなんいわれたら人間やめたくなるわ

もちろん症状だからといっても駄目な行動は駄目なのですが、一つ一つを気にしているようじゃ次の日出勤はできませんよね。

詰所から一歩出たらONとOFFを切り替えられる方が続けられると思います。

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精神科がスキルアップのために目指す資格は?

精神科認定看護師

精神科認定看護師は、1995年に日本精神科看護技術協会(日精看)が創設した20年以上の歴史を持つ資格です。

元々は精神科の中でも専門的な分野に分かれていたのですが、現在は分野別ではありませんね。

専門の分野だけではなくトータル的に網羅した知識と看護技術が必要とされています。

精神看護専門看護師

日本看護協会が認定する「精神看護専門看護師」という資格があります。

認定のための資格がとてつもなく難しいので、あまり現実的ではないですが、精神看護のスペシャリストといえばやはりこの資格だと思います。

まだまだ認定されている人数も少ないですし、精神看護専門看護師がいる病院は、求人の際もメリットとなるのでこの資格を持っていればそれなりに給料の交渉ができるのでは?と感じています。

精神保健福祉士

国は精神科の病床を減らすべく病院から地域へとシフトチェンジしています。

退院に向けて必要なのが社会資源や福祉。

その点で精神科福祉の専門である精神保健福祉士の資格は精神科病院で働くに当たって有効な資格だといえます。

精神保健福祉士は名称独占であり業務独占ではないので、看護師でも同じ業務が行えますが、やはり福祉の勉強をしてきてるのですごく頼りになりますね。

みひろ
みひろ
資格とったからといって給料上がるかはわからんよ~

まとめ

いかがでしたか?

精神科看護師に必要な能力と、精神科看護師がスキルアップするための資格をお伝えしました。

精神科での就職を目指す方に参考にしてもらえたらうれしいです。

精神科看護師は自分自身も薬の一つやで(^_^)